社訓を唱和する会社ってブラックでやばそうなイメージがありませんか?
体育会系の印象がありますし、よくTVで見るブラック企業の朝礼といえば、社訓の唱和というのは鉄板です。
知恵袋でもあまりよくないように思っている人は多いので、あまり良い印象がないのは確かなようです。
※参考:Yahoo!知恵袋|社訓や理念を唱和する企業ってどう思いますか?
この記事では、うっかり社訓を唱和する企業に営業職で入社してしまった僕が、その実態(ブラックか否か)をお話ししていきます。
目次
社訓を唱和する会社に入った新卒の末路
社訓を唱和する会社にがっつり入った僕ですが、毎朝、朝礼にて社訓を唱和していました。
最近はコロナのため、そのまま口に出して読み上げるのではなく、号令後、心の中で社訓の唱和を行っています。
ちなみに会社がブラックだったのか否かと言う点において、結論は「完全なブラックではないがホワイトではなく、ほぼブラックよりの会社」でした。
では、僕がそんな社訓を唱和する会社でどんな目に遭ったのか具体的に紹介します。
新人は大声で朝礼で社訓を読み上げる
新卒入社で朝、社訓を唱和する会社に入ったのですが、新卒1年目の社員には毎朝、当番制で朝礼の司会が回ってきます。
そして、司会の中で、部署全体の社員の前で社訓を唱和し、その後全員で復唱します。
僕自身、学生時代は体育会系だったので大声で社訓を読み上げること自体は苦ではなかったのですが、社訓を読み上げる声が小さいと後で文句を上司から言われるので、結構頑張っていた覚えがあります。
僕のように体育会系でやってきた人間ならともかく、文化系の同期は慣れるまで大変そうでした。
職種が営業職ということもあり、社員の前で社訓を唱和することにより度胸をつけさせるという意図があったのかもしれません。
頻度
ちなみに朝の社訓の読み上げは毎朝あります。
コロナ前ですが、毎朝フロアの人間が整列し、新人の司会で朝礼が開始され朝礼の読み上げが行われます。
朝礼での社訓の唱和の後、管理職や偉い人のスピーチや連絡事項があり、朝礼は終わりとなります。
毎朝あるため、新卒1年目だと月に1回程度の頻度で朝の朝礼当番が回ってきていました。
社風
会社の社風として、建設・不動産系の会社なのですが、”THE 昭和”の会社でした。
そして、ブラックか否かと言われると、微妙なところで、残業も少なく、休日も一応とれ、サービス残業もなかったのですが、昭和な会社のため、パワハラがまだまだ横行している会社でした。
そのため、ブラックかホワイトかと言うと、総合的に見てブラックよりと言ったところです。
パワハラとしては、営業会議での吊し上げ、他の社員の前で罵声を浴びせられる(役員クラスでさえも行っている)などがありましたし、
営業のフロアには典型的な成績を表したグラフが掲示され、社員の離職率も高かったので、どちらか言うとブラック社風でした。
ですから、巷でよく聞く、「社訓を唱和する会社はブラックだ!」と言う説はあながち間違えではないですし、むしろ的を得ています。
なぜなら、社訓を唱和するような企業は、いまだ昭和の香りが漂う体育会系の社風のため、ブラック体質の会社が多いからです。
このように、社訓の読み上げの有無はブラック企業か否か見分ける一つの判断材料になるため、社訓を唱和するような会社には入らないほうがベターです。
僕の感じた社訓の唱和のメリット
とりあえず社訓は覚えられる
メリットを書こうと思ったのですが、特になかったので、
とりあえずその会社の社訓は反射的に言えるくらいには覚える事ができます
これが唯一のメリットです。
別に毎朝社訓を唱和しているからと言って、社員が社訓を意識して仕事をするようになるわけでもありませんし、
別に何か困った時や行き詰った時に社訓を思い出して~なんてことをする意識の高いの社員も、居てもごく少数だと思うので、メリットと言えば、とりあえず覚えられるくらいです。
そう考えると、社訓の唱和自体が経営者自体の自己満足の様に思えます。
或いは、とりあえず覚えさせる事で潜在的に洗脳することを狙ってくることを意図しているのかもしれません。
次は反対のデメリットについて記していきます。
僕の感じた社訓唱和のデメリット
①意味がない
1つ目はただ先述の通り、毎朝社訓を唱和したところで一般社員からすると、「ただ社訓を覚えただけ」の状態になるので、ぶっちゃけほぼ意味がありません。
単純に毎日機械的に唱和をしているだけなので、その意味を考えて口にだしている訳でもありませんし、ただ言わされているだけなのです。
学校の音楽の時間に興味のない曲を合唱させられて自然と覚えてしまったようなものです。むしろ音楽である分、そちらのほうが100倍マシですが、
②時間の無駄
2つ目は時間の無駄であるということ。
これに尽きます。
社訓を唱和し、覚えたところで業務の効率が上がるわけでもないですし、営業効率が上がることもありません。
むしろ、その数分の時間を奪われ、業務が滞っていきます。
また、毎日数分と言えど、その数分を1年も繰り返していれば膨大な時間になります。
そもそも社訓の読み上げ自体にメリットがないので、時間の無駄であることに変わりありません。
結論
新卒で朝礼で社訓を唱和する会社に入社した僕の所感としては、
社訓を唱和するような会社には入らない方が良い
です。
理由としては、社訓を唱和するような会社は、体育会系の社風のため、ブラック体質になりやすいからです。(そのような会社は離職率も高い)
そして、無駄で非効率なことをやっている会社であるため、あまり伸びのある企業ではないかもしれません。
ですので、社訓を唱和するような会社へは入社しない方が無難です。
また入社してしまったなら退職・転職するようが良いです。
ブラックな会社を避ける方法
社訓を唱和するようなブラック傾向のある会社を避けるには、
企業の口コミサイトと転職エージェントを利用することが有効です。
理由としては、両方とも転職サイトなどに掲載されている求人情報よりも、より詳しい内部情報を知る事ができるからです。
口コミサイトであれば、その企業に在職・退職した人の生の声が反映されており、求人票では分からないリアルな内部の情報を得られます。
▼おすすめ口コミサイト
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転職エージェントであれば、企業をエージェントが紹介してくれるためオススメです。
もちろん、リクルートエージェントやdodaなどの大手転職エージェントもオススメなのですが、完全にはブラック求人を排除できません。
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▼ちなみに詳しくはこちらのの記事でまとめています。
そのため、ブラック企業を避けるためにも口コミサイトと転職エージェントの両方を利用しましょう。
口コミサイトであれば、無料または月1,000円程度で利用できますし、
転職エージェントであれば、完全無料で利用ができ、あなたは1円も払わず担当者からその企業の内部情報を知る事ができます。
まずは忘れないうちに口コミサイトか転職エージェントのどちらかでも登録しておきましょう。
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