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”なんで”としつこく聞く事が不毛な訳
①答えられない事まで掘り下げようとしてくるから
例えば、ミスをしつこく上司に詰められて、原因がただのうかっりミスだった場合、「なんで、なんで、」としつこく聞かれて困る事はありませんか?
上司 「なんで、こんなミスをしたんだ?」
あなた 「確認不足でした」
上司 「なんで確認不足なんだ?」
あなた 「うっかりしていました」
上司 「なんでうっかりしたんだ?」
あなた 「…!!!??」
上司 「なんとか言えよ」
あなた 「はぁ…(そんな事知るかボケ)」
こんな経験ありませんか?
この場合、「えーっと…」としどろもどろになりながら、答えたり、黙り込んだり、「意識が足りなかった」とか、これ以上答えられないことが多いです。
物質を分解すると、分子や原子と細分の限界があるように、物事にはこれ以上掘り下げられない限界があります。(それ以上掘り下げるのは哲学とかの学問レベル)
そして、それは部下のマネージメントも同じなはずです。
ですから、これ以上答えられない事を質問するっのは、聞くだけ時間の無駄ですし、不毛です。
しょうもないミスをするこちらにも落ち度がありますが、これ以上答えられない事を聞くのは、上司も頭が悪すぎます。
②大体、最後は精神論
先述したように、これ以上掘り下げられない事まで掘り下げてようとしてくる不毛上司の場合、
大概、最後は精神論に落ち着きます。こんな感じです。
上司 「なんで、こんなミスをしたんだ?」
あなた 「確認不足でした」
上司 「なんで確認不足なんだ?」
あなた 「うっかりしていました」
上司 「なんでうっかりしたんだ?」
あなた 「えー…(黙りこむ」)
上司 「仕事に対する意識が低いんじゃないか?だからうっかりミスなんてするんだっ!」
こんな事、言われても…という感じですが、結局なんの解決にもなってなくはないでしょうか。
というか、それなら、ほとんどのミスが精神論で片付きます。
うっかりミスなんて、その人のコンディションや偶発的な場合もあるので、そもそも原因を突き詰めるのは困難な場合もあります。
それなら、「今度から気をつけろ」で済ませれば済むはずですし、原因をきちんと突き詰めるなら、ミスの起きやすい制度やシステムになっていないか、本人以外の原因を少しは考えるべきです。
故にただ精神論で片づけるのは不毛ですし、それしか話せないのであれば、話すこと自体が不毛です。(下手に精神論を語られてもモチベーションは上がらない)
③こちらが悪い事が前提
基本的にしつこく”なんで”と聞かれる場合、
大概、「このミスはお前の責任だ、なんでミスをした」
と、最初からこちらが悪いことが前提になっています。
ミスをしたのは当然こちらに落ち度があるのですが、そもそも
・指示が分かりづらい
・書類の量が多い
・複雑な社内の仕組み・システム
などの原因が突き詰めていくとあったりします。
しかし、そんな細かなか事おかまいなしに、あなたや僕が悪いと詰めてきます。
なぜなら、上司は
あなたを詰める事=マネージメント
と認識しており、
ミスの根本を突き詰めミスの防止をする≠マネージメント
とは考えていないからです。
よって、「”なんで”こんな事をしたんだ」と言われます。
そして、上司からしてみれば、根本を解決しなくても、あなたを詰める事で上に仕事をしている風を装って見えるので、そんな事考えなくても良いわけです。
まあ、仮に根本的な問題が別にあると話したところで取り合ってもらえる可能性は低いでしょうが……
“なんで” って聞いたところで解決するはずがない
このように、不毛な要素が多いため、上司がしつこく”なんで”と聞いていたとしても9割方、解決することはありません。
逆に原因が明確にわかるものであれば、”なんで”で解決できますが、仕事におけるミスは単純に本人の原因以外にも様々な要因があったりします。
ですから、あなただけを”なんで”と決めつけて詰めるのはあまりにも単純で非生産的な事ではないでしょうか。
結論
”なんで” としつこく聞いてくる上司に付き合うのはキツいし、大概時間の無駄。